アメリカ的な発想で言えば、自分たちは自分たちの力で行きたいところに行けるような環境を作りたい。
他人の世話にはできるだけならずに生きていきたい。
そのための、ADA法だ。
障がいを持っている人が利用できるように施設を改善することは法律で決めらているのでそれは「お願い」ではなくて「要求」である。(すぐに裁判沙汰になるため、訴えらる前に改善する)
そして、ボランティアなど、障がいを持つ人と関わりたいと考えている人達は、自分たちが第一に楽しむことを目的としているため、何かをしてやっているという感覚はほとんどなく、やりたいことをやりたいようにやっているだけで、頼まれてもやりたくないことは断ることも当たり前のこととなっている。
介護する人間は、給与をもらってやっていることなので、介護サービスを受けることも権利であってお願いではない。当然、介護者が気に入らなければ解雇して新しい人を雇うだけのことである。
成人した人に限らず、介護は家族以外の人が雇われて行い、家族に対しても面倒を見てもらっているという引け目をもたずに成長していくことができるため、兄弟であっても対等であるというプライドを持って成長していくことができる。
日本では、障がいを持っている人が、例えばドアの前でじっとしていれば、たいていの場合、通りがかった誰かがドアを開けてくれる。
アメリカでは、その障がいを持った人は、自分でドアを開けるための施策を練っていると考え余計な手出しはしない。
開けてほしければ開けてくれと口に出して頼み、頼まれた側は、嫌なら断り、OKなら開けてくれる。
もちろん、中に入りたいのか?と声をかけてくれる人も沢山いる。
これが、アメリカでいう平等という概念になっている。
日本人の責任感や、他人の都合を思いやる考え方は、世界中で高い評価をえていることであり、私もそのことを誇りに思っている。
しかし、「心のバリアフリー」というものを、「人の優しがあれば、そこに段差があっても乗り越えられる」という、一見、いい事のようにおもえる言い回しであるが、これを、「段差をなくさなくてもいいのだ」という、国や企業の責任を回避するようなことにすり替えられてしまっては困る。
そこにある段差を解消することは、障害者差別解消法に定められた義務であって、誰かの優しさに頼っていいようなものではない。というか頼るべきではないのだ。
また、障がいを持つ人自身が、それを差別だと思わないような啓もうは、何か間違っているのではないかと私は思っている。
法律は法律であり、人の優しさは人の優しさで、差別的な環境を埋めるために利用されるべきものになっては絶対にダメなのだ。
いつまでたっても誰かに助けてもらいたいとおもっているうちは、なかなかこの考え方になじめないだろうが、今ある法律は、障害を持つ人たちが、その権利を主張し、
「障害を持たない人と同じように生きたい」
そういう強い願いの元に勝ち取ってきたもので。
黙っていて助けてもらいたいなら、法律など作るべきではない。
助けてはもらいたいが、権利も主張したい。
そんな都合のいいことが受け入れられるはずがない。
自分で自分の生き方を選ばなければならなくなったのだ。
そこに環境的な障害があるなら、自ら要求して取り除かなくてはならない。
誰かに何かをやってもらうことを待っていても、自分で望みを口に出して求めなければ何もしてもらえない時代になったということだ。
誰かに頼んで善意でしか事が成しえないような状態ならば
法律ができる前と何もかわらないではないか。
障害を持つ人たちは、ようやく障害者差別解消法という長年待ち望んだ法律を得た。
障害をもつ人達に関わろうとしてくれる人たちにも、これまでとはまったく違う関わり方になったことを理解してもらいたい。
頭を下げて頼んでいるのではないのだ。
「障がいを持っていても、生きやすい社会を作る」
その目標そのものに賛同できる人しか、本当の意味では障がい者に寄り添って共に生きていくということはできない。
余計な世話だと言われて閉口するような心の小さい人間には、到底できない協力である。
OK、それじゃ何して欲しい?と、笑えるぐらい、障がいを持つ人と楽しくやれる人こそ貴重な存在となってくる。
法律ができたその意味を、もう一度きちんと理解してもらいたい。
※こういう内容の文章を書く時には、いつも何か間違っているのではないか、誰かを傷つけることにはならないか、何度も読み返して修正したりしているのだが、これでいいと思うことがない。
しかし、それなら黙っていた方がいいのかと言えば、やはり自分が思っていることは伝えたい。活字でしか表現できない世界で、自分が伝えたいことをきちんと伝えるのはとても難しいし、意図しない解釈をされる方も沢山いるだろうと思う。
不快に思われたり、意見のある方は、遠慮なくコメントを頂きたいと思っています。
修正できる部分は修正させていただきますので、よろしくお願いします。
#障害者差別解消法#心のバリアフリー#障がい者の自立
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